注目スポット
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尼崎市の「阪神尼崎」「JR尼崎」「JR塚口」駅周辺は、再開発によって整備され、利便性が高くなった人気エリア。それぞれのまちの再開発前の歴史、再開発の内容、周辺の注目スポットについてご紹介します。
JR尼崎駅-再開発の内容
キリンビール工場跡の北西再開発プロジェクト
1996年に、尼崎市がキリンビール尼崎工場の跡地を利用した「あまがさき緑遊新都心」基本構想を策定。建設が計画されていた「COCOE」が2009年にようやくオープンしました。駅とデッキでつながる複合商業施設には、阪神百貨店や平和堂アル・プラザ、シネマコンプレックス、フィットネスクラブなど多くの専門店が入りました。その後、キリンホールディングスから東急不動産の所有に変わったことから、「あまがさきキューズモール」という名称に。北西エリアには、そのほかにも分譲マンション、病院、有料老人ホーム、大学が新しく建設され、新しい街並みが誕生しました。
老朽住宅が密集する市街地の再開発を実行
ヤンマー、クボタ、キリンビールといった大企業の工場地帯という印象が強かったJR尼崎駅界隈。キリンビール工場の移転を機に大規模な駅前再開発が行われ、駅北側の街並みは大きく変貌しました。
このエリアは戦災を受けなかったことで、戦前からの老朽住宅が密集しているうえに、戦後に商店や市場が集中するなどして急激に市街化。道路の未整備や公共施設の不足、地下高騰による宅地の細分化など、さまざまな問題を抱えていました。また、施設のほとんどが木造低層住宅であり、高密度で防災的にも危険な状態。そのため、JR尼崎駅の北西地域整備事業においては、密集する住宅市街地の整備促進事業も導入することで、再開発の効果を高めることをめざしました。
北東再開発地区の愛称だった「アミング潮江」
駅前広場のリニューアルや高層住宅やビルの建設などを通して、21世紀を視野に入れた新しい尼崎の街づくりが進められました。具体的な開発内容は、駅前広場・道路・歩行者専用路の整備。住環境の整備と都市型住宅の供給。地区体育館、公民館などの公益施設の整備。また、商業施設、公園、ホテルなども建設されました。
駅前の北東エリアに位置する「アミング潮江」は、1999年に完成しました。「アミング潮江」は再開発地区の愛称です。第一地区には住宅のほか、商業施設、体育館、駐車場などが整備され、再開発ビル「アミング潮江イースト」などが位置しています。第二地区は、再開発ビル「アミング潮江ウエスト」やタワーマンション 「アミング潮江プラスト」「ホテルホップインアミング」を開業。駅前地区の「アミング駅前」には多くの店舗が入り、兵庫県住宅供給公社が市街地再開発事業として取り組みました。
各エリアの再開発について